ボランティアと 語りというアート
語り(ストーリーテリング)のグループというものは世間に
山ほどあります。この久喜市内に限っても 3つはあり
ますね。
なにをしているかというと 学校でのおはなし会 図書館
デイサービス 学童クラブなどから 頼まれ 定期的に
幼児 児童 高齢者に ゲームや おはなしを提供します。
年に一、二度 発表会をして 地域のおとなのみなさんに
聴いてもらう... そんな感じだと思います。
つまり 8.9割が ボランティア活動なのです。
おはなしの ソースは 絵本 本 東京子ども図書館の
《おはなしのろうそく》 むかし話が ほとんどです。
わたしは 一語り部として ちょうど25年 ユニットで
語り始めて22年半になります。
その間 なにを語って来たか というと 半分は聴いて
語ってきた たとえば 戦争体験 つなみ体験 人生の
できごと。 むかし話も語りましたが 本や文字から暗記
するのでなく 語り部が語ったものがたりを 耳で聞き
語ってきたのです。
半分は ものがたりを書いてきました 自分の幼年時代
青春の時 であったひとびとのものがたり または
ファンタジー 平安絵巻 資料 その地域に行って感じて
書いた古代史.....
冒険の旅でした。
ひとが 自分のなかにどれだけの記憶 どれだけのもの
がたりを 持っているか それは驚異的な量です。
一生 かかったとて 書ききれず 語り切れないでしょう。
そうしたものがたりを聴き手とわかちあう 共鳴し合う
こと もしくは より深く この世にいないひとびとと
つながりあうこと このような深い喜びをわたしは知り
ません。
ボランティア ひとのために してあげる というような
くくりではとうてい 言い表されない 共振というよろこび
究極 語りとは なにか 生命を奮い立たせるもの 震
わせるもの そして 鎮めるもの 鎮魂 魂しずめと
魂振るいに ほかなりません。
弥栄を言祝ぐ もの
太古は神に捧げし もの でした。
