からっぽ
3/15 「小泉八雲の世界 Ⅱ」
ピアノをたのんだ昆さん
いい方でした。ドビュッシーの月の光ではじまって 亡き王女のための
パヴァーヌ で 終えました。

そのご感想が 「こう言っては失礼かもしれませんが、想像していたものより
たいへん素敵で感動しました。声色や調子が目まぐるしく移いながら、
しかし乱れない様は圧巻と感じ「これが語りの技術というものなのか」
と、たいへん感心しました」あぁ なるほど ピアノの方だなと
ちょっと笑ったのですが
「決して大きくはないその声音が自然と、直接的に、耳朶の下に現れる様に感じて」
….. これはうれしかったです おひとりおひとりのなかに ダイレクトに
届けたいと 思っているので ....
定員ぴったりのお客さまで
神さまが はかってくださったようでした。
おわったあと みなさん なにも手に着かない状態のようです。
わたしも からっぽです。いい感じのからっぽで
木々の先の芽吹き 薔薇の幼くて赤い葉 小鳥のさえずり
に 涙が でそうです。
ものがたりも はや 生まれました とても哀しい恐ろしい しかし
うつくしい ものがたりです。 いつか 聴いてください

これから…..
語りとはなにか 技術も含め すべて手渡した 若い方々 のあしたを
見守りましょう
そして わたしは 花野を 荒れ野を ひとりで 行きます。
原初の語り 語りの地平 を 目指して

