電話・ものがたりの構造

朝 大宮の叔母から 電話があった.... 華やいだ声で
「洋子ちゃん 新聞 見たわよ!! よかったわね
長年 努力したことが むくわれたのね おかあさん
よろこんでるわよ」

恥ずかしかったけれど
もう 褒めてくれるひと ねぎらってくれるひとは
いないので すなおに うれしかった。

叔母は 日舞の名取で 華道の名取?で 振る舞いも
声も ことばも うつくしいひとだった。
89歳とは思えぬ 鈴をころがしたようなころころと
澄んだ声 それは 70年以上経った今も変わらない。

叔父と叔母は美男美女のカップルで 幼いながら早熟
だったわたしの憧れだった。
いつも 金魚のナントカみたいに後をついて歩いた.......
夜の秩父神社 .... 仲睦まじげに 肩を寄せてあるく
ふたりのあとを秩父盆地の底冷えに震えながら 歩いた。

語り手 語り部 あるいは ストーリーテラーは
ものがたりの構造に 思いを馳せるべきと思う。
もちろん すでに そうなさっている方もおられるだ
ろうが カタリカタリのメンバーをみるかぎりでは

この話 語りたい!! からはじまって 暗記して
語る。 そして たいてい その話は一度か二度語られて
消費される。

ものがたりは語ることで聴いてもらうことで磨かれる
のに もったいないことである。

構造についても さまざまあるが すくなくとも もの
がたりにおけるそれぞれの登場人物の目的 ものがたり自身
の目的をかんがえることでずいぶんと変わってくるはずだ。 

つづきは あとで。