破果 バグァ
新国立劇場 破果 観てきました。
初台 絵美ちゃんの公演以来です ふと気づいたらあの日とおなじコートでした。
そういえば 新国立のとなり オペラシティ 近江学童で マグダラのマリアを
語ったのは 18年前の3月23日 あの日は櫻井先生に別れを告げ自分の 足で
あるきはじめたわたしの2度目のスタートでした。
そして 今年3月23日は わたしの三度目のスタートです、約束を果たして
自由になります。

花總まりさん 素晴らしかった。最初の 歌で 涙があふれました。
武田真治さんが 思いのほか よかったです。
武田さんは お稽古を重ねてゆくと 固まってしまうから 固定化しないで
どんどん変わってゆくようにしたいね と 言ったそうですが
ほんとうにそのとおりです。
浦井さんはとても むつかしい役でした。 花總まりさん演じる 殺し屋 爪角
父親を暗殺した 爪角に復讐を誓うトウ けれど 爪角は 義理の母よりやさし
かった トウは爪角のことを警察に告げず 爪角の遺した香水の香りをいつも
身にまとっていた。この愛憎 この 葛藤が 表現しきれなかったのが残念。
ユンも おなじ 爪角にあこがれながら トウに爪角の所在を知らせてしまう
心の揺らぎが唐突。
このふたりが 劇の中で成熟していったら 破果は もっと豊潤な芝居に
なるでしょう。
熊谷さんの演じる 爪角の少女時代には 陰りがない。花總さんの爪角と
つながらない リュウと爪角 武田真治が二役演じる カン博士との愛に
つながらないのが 残念でした。
熊谷さんは才能ある女優だが むしろ ここは 花總さんに通しで演じて
ほしかった。
しかし いい舞台でした。 ありがとうございました。
