次なる挑戦
お世話になった 久喜市役所の人権推進課や商工会に
御礼のご挨拶にうかがいました。
わたしはこれをもって メンバーへの指導を終わります。
本来は一昨年1月に決めたのですが 伝え残したこと
があり みなさんが一人前の語り部に育つまではと つづ
けてきたのです。男たちの戦争と子どもたちの戦争二公演
は ほんとうにやりがいがあったのですが 途中 メンバー
が ものがたりの構造についてあまりにも知らないこと
語りをとおしてなにをつたえるのかについてあまりにも
不確かで的を得ていないことに気付き 愕然としたのです。
聴き手は事実を知りたいわけではない。事実譚のなかに
ひそむひとの真実を聴きとり 感動したい。心を揺さぶ
られたい。ひとの根底にある共通意識の扉を叩くのが
語り部の 役目 とわたしは思います。
それだけではありませんが....
22年間 無償でつたえつづけたのは 語り という最も
古い芸能の継承者を育て 語りの復権を目指したのでした。
そのいきさつは のちにゆずるとして さぁ 今度は
学童クラブの公演です。
三小学校四公演 内容は 末𠮷正子さんの宝の原をもとに
した 参加型の劇 と いくつかの昔話
初回の練習がおわりました。
みなさま すこしのあいだおやすみします。どうぞたのしい
夏休みをお過ごしください。