改稿・八雲立つ

ラフかディオ・ハーンの 日本名 八雲は スサノオノミコトの


八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣作る その八重垣を

からとったものだろうか 和歌の いちばんはじめの 歌という


八雲立つは 出雲の枕詞だが このときは 枕詞なんてなかったから
ほんとうに 七重八重の雲 なのだ 
スサノオが クシナダ姫をめとるとき 詠んだ歌
八重垣が 三度 繰り返される 優美なというより
わたしは スサノオの 猛々しさを 感じる
力のみなぎりを感じる 妻への想いを感じる
どんなに いい男だったのだろうスサノオは......

スサノオは 須佐ノ男から きた名前という説がある
古事記では ムリムリ アマテラスの乱暴な弟にされてしまったが
これは 持統と藤原のナントカの策謀 出雲の国譲りに つなげる
手段 はっきりいうと 創作でしょう

出雲風土記より

須佐能袁命(スサノオノミコト)が諸国を巡り開拓した後、この地に
来て最後の国土経営を行った。そして、「この国は小さいが良い国だ。
自分の名前は岩や木には付けず、この土地に付けよう」と宣言し、
「大須佐田」「小須佐田」と地名を定め、自らの御魂をこの地に鎮めた
 
                           以上

スサノオの五代かあとの オオクニヌシが スサノオの娘 スセリ姫
のチカラを借りて (なにせ スセリ姫はオオクニヌシにぞっこん)
スサノオのムツカシイ課題をクリアーして妻に迎えることになっている 
そして 子孫のオオクニヌシが どうぞどうぞと出雲を アマテラスに
平和的に献上した これが有名な国譲りになっている。

平和的 に革命が起きることになっている 我が国では......
明治維新は 無血革命と言われているが とんでもない 策謀渦巻く
血なまぐさい革命であった。他国の甚だしい介入もあり 裏切り者が
手引きし だましも多々ありました。国譲りも 多くの血が流された
ようです その一部が オオクニヌシの長男 コトシロヌシが祀られて
いる美保神社(八雲が 愛した風景が そばにある) の神事に残って
います。

また オオクニヌシとは たとえば 国王とか 県知事のような職名
らしいのですね。ですから ヤマトに国を奪われたオオクニヌシは
スセリ姫を妻にしたオオクニヌシの5代あとくらいの子孫ではないか
と言われている 歴史をショートカットしたのですね。

なんのために? 大和朝廷の正当性を証明するために。
いやぁ 乗っ取ったんじゃないですよ モラッタンデスヨ タダで。


古事記は国民のためのプロパガンダ 日本書紀は外国向けの公式見解
なのではないかと思うのです。

出雲大社にご参拝すると 不思議なことが起こります


ふと 思うのですが 八雲が 一般人が参拝できない本殿に外国人で
はじめてご参拝したというのは 宮司が 八雲になにかを感じ取り託
そうとしたからではないかと......
八雲自身が 出雲大社の宮司は 神のようだったと言っているのです。


日本は 見えないモノの国でした 神が自然に ひとりひとりの国民の
こころにわざに 宿る国でした

あわただしい 西洋化によって 日本の本質 自然と国民が内包する
日本の霊性が うしなわれてゆくことに 気づかれた神々が
伝え残せと 八雲の深層意識に カギを置いていかれたのではないか

そして 100年の余がすぎて 日本が霊的な危機におちいっている 
今 NHKで 小泉八雲とセツさんのものがたりを放映する......
ふしぎだなぁ と 思います。

日本はゴーストリーの国 霊の国 見えないモノの国です
現在は 見える物 金 金融が世界を支配し AIが人間の創造性を駆逐
し グローバル化がブルドーザーのように固有の文化をなぎ倒し 均して
行こうとしていますが 日本人の中に眠っている霊性が 八雲だけでなく 
そこここに置かれたカギで 開かれますよう 祈ります。