改稿・会津西街道 但馬の道の駅

きのうのことです  昼近くになって会津西街道に向かいました。
日光から会津へ川を越え渓流に添うように会津にむかう街道は
秋は紅葉の穴場です。小学校の門のところで 金色の銀杏の葉を
たくさんひろいました。

けれども さすがに 秋も深まり トンネルを抜けるごとに
景色は色褪せ 但馬についたころには木々は裸木 冬景色でした。

亡き夫はことのほか 秋の錦がすきで 郷里が福島であったため
もあって いつも但馬まで 足を延ばすのでした。夫の祖父が
会津鉄道を敷いたこともあったのかもしれません。

但馬の道の駅は どっしりした構えで 他の道の駅とは雰囲気が
ことなります。一押しは キッチンカーの焼き鳥屋さんで この
店のボンジリ つくね 皮 を 塩で食べるのは生きる喜びです

その他にも ソバ粉のカラリとあげたチップスとか くるみ 
じゅうねんの 手づくりのゆべし おみやげには 絵ろうそく
漆器など

店の前で売っている 花 野菜 くだもの どれもがたとえば
ひとつまえの湯西川や日光の 道の駅とは ちがう。つくった人
の息吹をかんじる。手を感じる。

焼き鳥屋のおじさんは わたしと同い年で 事業に失敗しての
第二の人生なのだそうですが 味わい深い焼き鳥の 味には
生き死にのものがたりがあるんですね。

わたしは そのひとに 夫とおなじ匂いを感じて 毎年毎年 
この店を訪ねるのかもしれません。