きのうの学童クラブ公演 『宝の原』

4月から8月まで 修羅シュラシュララの5カ月が 今日おわります。

わたしは 決算で多忙のため 宝の原で 帰ったのですが.......
まぁっ 子どもたちのりっのりっ で 楽しかったです。

末吉正子さんの 参加型の語りを 劇仕立てにしました。

最初に 山の中のちいさな貧しい村 しかし その村には こんな
伝説がありました.....で ひとーつやまこえ エンヤラヤー♫ と子ども
たちといっしょに歌います。

さて その村のはずれに 一郎二郎三郎の三人の兄弟がおっかぁと
暮らしていました。ところがおっかぁは 自分はくわずこどもたちに
たべさせていたので とうとう病気になってしまいます。

一郎は おっかぁに腹いっぱい食べさせたいと 三つの山を越えた
ところにある宝の原を探しに行こうと決心します。
けれども 一郎は帰ってきません 二郎がさがしにいきますが二郎
も帰ってきません。三郎はおっかぁに 今度は自分が行く といい
ます。おっかぁは おまえまで行ってしまえば わたしはひとりぼっち
になってしまう 行かないでおくれ と 泣いて頼むのですが

三郎は オレはおっかぁのためだけに行くんじゃねぇ 兄さんたちの
ためだけでもねぇ 村のひとたちを助けてぇんだ と言います。

おっかぁは 「そうか.....わかった そんなら行け 」と三郎を送り出す
のです。三郎は宝の原にたどりつけたでしょうか? 宝とはいったい
なんだったのでしょうか.......

子どもたちは実に真剣に見て聴いていました。

わたしは この劇をするたび すずめのあめふらしというこれも
参加型のおはなしと 空と海と大地の話 も思いだします。

もっともちいさな者が みんなのために身を投げうつ その想いで 
世界を救うというものがたりです。自分のためだけじゃ かあちゃんの
ためだけじゃ救えない 自分も救われない すずめの はアフリカ 
空と...は カナダの原住民のものがたり

宝の原は 日本の昔話からのようですが おはなしにひそむメッセージは
おなじです。このメッセージを汲み取れず語ったとしたら....「.ストーリー
テラーあるいは語り部はその役目を果たした」.... とは言えるのでしょうか.....

こちらは 8/20