「語り継ぐ戦争と平和」へのお誘い

ご縁をいただいたみなさま

風光る5月 つつがなくお過ごしのことと存じます。

いままで カタリカタリの会にお運びいただいたこと こころから感謝申し上げます。

さて 緑耀き 花咲く5月 ガザで ウクライナで イラン インドパキスタンで 戦火はとどまることを知りません。日本も他人事ではなく 台湾有事がささやかれております。

あたかも 時は 戦後80年。この機に 太平洋戦争で ひとびとがどのように戦い 生き抜いたか 語りを通し ご一諸に戦争を生きていただき 先人から受け取った 掌の「平和」と「自由」そして「ささやかなれど得難いしあわせ」に ともに想いを馳せていただけたらと お誘い申し上げます。

なお 「子どもたちの戦争」は 16年のあいだ語りつづけた 小学校「子どもたちの戦争」中学校「私たちの戦争」のなかから厳選したものです。

戦争体験者であり久喜ゆかりの歌人濱梨花枝先生門下であった高山マサ子さん(故人)の「一旦 戦争が起きると 男の兵隊さんだけでなく 女も子ども すべてのひとがいやおうなく 戦争に巻き込まれてしまうのです」ということばが 身に沁みます。戦争でもっとも悲しい目にあったのは 子どもたちでした。

これからを生きる子どもたちに 「平和」のバトンを手渡してゆけるよう 祈りをこめて語らせていただきます。

末筆ながら みなさまのご健勝を祈るとともに ご来場を お待ち申しております。

      令和7年 5月

                             ユニット・カタリカタリ

                                 代表 森 洋子